コンセント増設に伴う屋内配線方法!
ご家庭でもオフィスでも、ちょうど良い場所にコンセントがない、またはコンセントが足りないといったケースはよくある話。
そんなとき、タコ足配線にするとコンセントが過熱して火災が発生する危険があるので、コンセントの増設がおすすめ。
しかし、単にコンセントを増設するとしても、屋内配線はどうするのか?
当然、自分達ではできないので、電気工事業者に依頼する形になりますが、屋内配線を含めて費用が気になりますよね。
そこで今回は、コンセントを増設するときの屋内配線の方法や、コンセント増設にかかる費用を簡単にご説明いたします。
▶︎目次
1.コンセント増設に伴う屋内配線の方法と必要な費用
家庭では新しい家電を購入したけどコンセントが足りない、オフィスでは社員の増員に合わせてパソコンを増やしたいけどコンセントが足りない。
ある程度先を見越してコンセントを配置していても、想定よりも需要が増えてしまいます。
コンセント増設に伴う屋内配線の方法
そこで、コンセントの差し込み口が足りない、使いたい場所にコンセントがない、といったケースではコンセントの増設が必要になります。
そのときの屋内配線は、
- 既存の電気配線から分岐する
- 分電盤から新たに回路分岐する
というような2つの方法が考えられます。詳しく見ていきましょう。
既存の電気配線から分岐する
コンセントがない場所にコンセントを増設するとき一番早い方法が、既存の電気配線から分岐して新たに設置するコンセントまで配線を繋ぐというもの。
基本的に、電圧が100Vの電気配線ならどこからでも分岐が可能。
ただし、配線の電気容量を超えてしまうと分電盤のブレーカーが落ちてしまうので、接続する機器の消費電力の確認が必要。
一般的な電気工事の屋内配線は「幹線」と「回路分岐」で構成され、オフィスで利用する1つの回路は一般的に「20A」。
つまり、分岐されて使用する機器が20Aを超えないようにしなければなりません。
そのため、電気工事業者に分電盤を確認してもらい、どの配線がどこのコンセントに繋がっているかを確認して、できるだけ電力に余裕のある配線から分岐させる必要があります。
分電盤から新たに回路分岐する
以上のように、既存の電気配線から分岐される場合、20Aという電気容量をオーバーすると分電盤のブレーカーが落ちるなどの問題が発生してしまいます。
そこでおすすめなのが、分電盤から新たに回路分岐させるというもの。
一般的に電気工事で行う屋内配線は「幹線」と「回路分岐」で構成され、回路分岐とは幹線から枝分かれして電気を使用する各部屋や場所へ振り分けられた細い電線のことです。
回路分岐する工事では、分電盤に新たにブレーカーを設置して、そこから増設するコンセントまでケーブルを配線していきます。
回路分岐なら、専用回路として配線を行うので他の電気機器の電力使用量を気にする必要がなくなり、20Aまでなら消費電力の大きな機器でも安心して使えるようになります。
コンセント増設に伴う屋内配線の費用
次に、以上の2つの方法で必要な費用ですが、新たに設置するコンセントの距離によって変わってきます。
また、配線経路が確保しにくい場所では、天井裏から配線を通したり、壁に沿わせたり、さらにボードなどの張り替えが必要なケースも。
このように、コンセントの増設に伴う電気配線は増設する場所によって異なりますが、費用の目安としては以下の通り。
- 既存の電気配線から分岐する:12,000円~15,000円
- 分電盤から新たに回路分岐する:16,000円~18,000円
その施工時間の目安はどちらも1時間~2時間程度で完了します。。
以上、費用も施工時間もあくまで目安なので、まずは電気工事業者に現地を確認してもらい、施工手順や見積もりを出してもらいましょう。
2.まとめ
パソコンやその他の様々な家電製品は、コンセントという電源がなければ使うことはできません。
そのコンセントが足りない、必要な場所にないというときは、コンセントの増設がおすすめ。
その際、もちろん屋内配線が必要になり、既存の電気配線から分岐される方法はありますが、一番の得策は分電盤から新たに回路分岐させる方法です。
既存の電気配線を分岐させる場合、20Aという電気容量をオーバーするとブレーカーが落ちるなどの問題があります。
一方の新たに回線分岐する場合は、他の電気機器の電力使用量を気にすることなく使えるようになります。
費用に関してはある程度の目安はありますが、まずは電気工事業者に現地を確認してもらい見積もりを出してもらいましょう。
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