屋内配線の料金相場は?構造で異なる!

電気工事に伴う屋内配線の料金相場

建物で電気が使えるようにするのが電気工事であり、建物内の屋内配線を行うことで我々は照明や様々な家電が使えるように。
また、既存の建物でも照明やコンセントなどを増設するときは屋内配線を行う必要があります。

そこで、屋内配線はどれくらいの料金がかかるのか?
と、そう度々電気の屋内配線を依頼するケースはないので、単に屋内配線といっても料金が想像できませんよね。

そこで今回は、電気工事に伴う「屋内配線」の料金について簡単にご説明いたします。

▶︎目次

1.電気工事の屋内配線とは?建物の構造で工法と料金が異なる!

電気工事では、まず電柱の変圧器から建物まで引込線工事を行い、その後に屋内配線が行われます。

屋内配線は建物の構造で工法と料金が異なる!

建物まで届いた電線を建物の天井裏などに固定したのち、VVFケーブルという専用ケーブルを壁や天井に張りめぐらせて、コンセントやスイッチ、照明や電化製品などの各機器に繋いでいきます。

つまり、電気工事に伴う屋内配線とは建物まで届いた電気を各部屋に配線して使えるようにするまでの工事となるわけです。

建物の構造で工法と費用が異なる

電柱から建物までの引込線までは屋外の工事なので、工法や費用にそれほど差はありませんが、建物内の屋内配線は建物の構造によって工法と費用が大きく異なります。

建物の構造は一般的に、

  • 木造(W造)
  • 鉄筋コンクリート造(RC造)

と、大きく2種類の構造があります。

この中で、一般的な住宅で多く木造の屋内配線を行う場合、新築時に内装工事に並行して工事を行い、屋根裏や壁の空洞にケーブルを張り巡らせるので、施工が容易で増設も柔軟に対応できます。

一方の鉄筋コンクリート造の場合、躯体施工中に電気や水道などの配管・配線を行い、完了すればコンクリートを打設するため、配線はコンクリートに覆われてしまいます。

基本的に、事前に電気の設計図や施工図を作成し、施主の承認を得てから実際に電気を配管・配線を行います。そのため、後から不具合が発見されても簡単に手直しができません。

以上のように、木造と鉄筋コンクリート造の建物では根本的に工法が異なり、それに伴って工事料金も大きく異なるのです。

2.電気工事に伴う屋内配線の料金相場

まず、電気配線を行うためには、ごく一部を除いて「電気工事士」の資格が必要。
正確には「第二種電気工事」を有した人しか作業は行えず、電気配線を素人が安易に行うと危険が伴います。

不用意に配線に触れて感電やショートする危険や、最悪のケースでは配線の接続ミスで一帯に影響を及ぼす危険性もあるのです。
基本的に、安全のため電気工事の専門業者に依頼するようにしましょう。

電気工事に伴う屋内配線の料金相場

そこで、実際に屋内配線の料金はどれくらいなのか?

正確に「◯◯万円」と断言できれば良いのですが、前項でも説明した通り、建物の構造や規模によって料金がまったく異なるため、見積もりを出してもらわない限り料金は分かりません。

とはいっても、屋内配線のみなら人件費と材料費で3万円~が料金相場。

ただし、屋内配線するということは、合わせてコンセントやスイッチ、照明などの機器の設置も行うことになるので、見積もりを出してもらう必要があるのです。

一般的な屋内配線にコンセントや照明器具の設置を含めた工事の料金相場は12万円~となっています。

3.まとめ

今回は、電気工事の屋内配線の料金相場についてご説明しました。
まず、建物が木造か、鉄筋コンクリート造かで工法が異なり、それに伴って料金も大きく違いがでてきます。

また、電気の屋内配線を行うには、一部を除いて「第二種電気工事」の有資格者しか対応できないので電気工事業者に依頼します。

電気工事業者に依頼した場合、ご紹介した通り、屋内配線のみなら3万円~が料金相場。
しかし、あくまで目安なので、複数の電気工事業者から見積もりを出してもらい、サービス面も含めて安心して任せられる工事業者を選ぶようにしましょう。

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